エリアガイド 国東コース⑥<K-6>

梅園の里 ( ばいえんのさと ) 龍頭大明神 ( りゅうとうだいみょうじん ) 諸田山神社 ( もろたさんじんじゃ ) 走水観音分岐 ( はしりみずかんのんぶんき ) 両子山 ( ふたごさん ) 両子寺 ( ふたごじ )

大口径の反射望遠鏡を備えた天文台があることでも知られる梅園の里がコースの起点。まずは梅園の里の敷地内にあるトレイルの入口から山中へと入ります。少し歩いたところでいったん舗装道に出ますが、道沿いの大杉の横から山道へと戻ります。気持ちのよい林の中の道を30分ほど歩くと、龍頭大明神の境内に辿り着きます。ここから両子山への取付き点まで長い舗装道歩きが始まります。舗装道歩きといっても、道沿いには尾冨寺跡(おどめじあと)六地蔵塔、報恩寺(ほうおんじ)など見どころが多いので飽くことはないでしょう。スタートから2時間ほどで諸田山神社へ到着。ここは御田植祭(おんたうえまつり)の会場として有名で、神社の隣には休憩所に適した御田植祭伝承館があります。諸田山神社からは先は、県道405号線をひたすら北進すると、やがて県道29号線と交差する場所に出ます。そのそばの溜め池の横から林の中の小径に分け入りしばらく歩くと、未舗装の林道走水線と合流。そのまま林道を進んでいくと、やがて目の前が大きく開けます。ここが走水展望所です。展望所からは目指す両子山の山頂を望むことができます。そこから150メートルほど進むと、走水観音分岐が現れます。メインルートはそのまま分岐を直進するのですが、分岐を右に進むと走水観音(はしりみずかんのん)を経て両子寺まで25分ほどで行くことができます。悪天候時やここまでの行程で体力や残りの行動時間を消耗している場合はこちらのエスケープルートを利用するとよいでしょう。さて、走水分岐を直進すると、やがて道の左側に郡境尾根に至る取付きがあります。取付きから80メートルほど進むと郡境の尾根道に出ます。その先は600mピークトンガリ山と呼ばれるピークを経由して、念願の両子山山頂へと至ります。両子山山頂からの展望は素晴らしく、国東半島全体を見渡すことができます。山頂からは舗装道と「鬼の背割り」など両子山七不思議のあるお山めぐりコースを利用して、国東半島峯道ロングトレイルの終点となる両子寺まで下ります。

スポット紹介

文殊仙寺

諸田山神社

毎年春分の日に五穀豊穣と氏子繁栄を祈願して行われる「御田植祭」の舞台として有名な神社。御田植祭は境内を水田に見立て、神前で田植え神事を行うもので、特に諸田山神社のものはこっけいな所作など演劇的な要素を多く取り入れているのが特徴です。

成仏寺

両子寺

両子山の中腹にある六郷満山の総持院。1300年の歴史を持ち、特に子授けの寺として有名です。広い境内には国東半島最大級の石造仁王像や本尊の不動明王をはじめ諸仏を祀る護摩堂、色彩豊かな美しい壁画など見どころも多く、また、紅葉の名所としても知られています。